渡辺一枝トークの会『福島の声を聞こう』
渡辺一枝トークの会 vol.50
東京電力福島第一原子力発電所事故から14年が過ぎました。
原発事故によって私たちの暮らしは、大きく変わってしまいました。こんな変化を、私たちは決して望んでいませんでした。
けれども振り返ってみれば、私たちは原発に頼って暮らしてきていたことに思い至ります。
80年前に広島、長崎に落とされた原爆の被害を体験していながら、「原子力の平和利用」という文言で原発建設を許してしまったのでした。
原発事故によって大気中に核物質が大量に放出され、「原子力発電」は「核発電」であることに改めて気づきました。
広島、長崎に原爆が投下された年から80年。被爆者の苦しみは、今なお続いています。14年前の原発事故の被害は消えるばかりか今なお増え続け、
事故当時に県下で18歳未満だった人たちに甲状腺がんが多発しています。また成人の間でもさまざまな疾患とそれにより亡くなる人が、他県との比較ではとても数が多いのです。核と命は、決して共存できないのです。
事故の翌年2012年3月から不定期に続けてきたこの会も50回目を迎えます。
原爆投下から80年、投下直後から爆心地の写真を撮り続けたジョー・オダネルさんに託された写真の展示をその言葉と共に伝え続けている若松栄町教会の片岡輝美さんにお話しいただきます。多くの方にお聞きいただきたく願います。
片岡輝美さんプロフィール
福島県会津若松市出身 日本キリスト教団若松栄町教会員
1992 年1 通の手紙からジョー・オダネル氏と出会う。翌年11 月、若松栄町教会はオダネル氏を招き、のちに妻となる坂井貴美子さん(同教会員)らと共に写真展と講演会を開催。
同氏の逝去後、坂井さんから寄贈された約30 点を展示する写真展を、2021 年から毎夏、礼拝堂で開催している。
2011年3月に起きた東京電力福島第一原子力発電所核事故を受け、2週間三重県へ避難。帰還後、同年7月、九条の会の仲間と共に会津放射能情報センターを設立し代表となり、脱被ばく脱核の活動を続ける。
場所
セッションハウス・ガーデン
セッションハウスへのアクセス
参加費
1,500円
申込受付
2025年7月 28日(月)午前11時〜 これ以前のお申込みはご遠慮下さい
03-3266-0461 お名前・人数・お電話をお知らせください。
東京メトロ東西線
1番出口より徒歩約1分