ダンスブリッジ2019第一弾
声と、踊りと。音読劇場
ダンスブリッジ2019 第一弾 声と、踊りと。音読劇場PV
「CHILDBOOK」〜子どもの本を開こう
『パイドパイパー 』ドイツ民話 脚色岡本直土
『ないたあかおに』(世界文化社)
印刷もテレビ、ネットも無かった時代、メルヘン(童話、民話、昔話)は民衆の大きな娯楽でした。
人づたいに、話し手の世界観が様々な色を放ち、聴くものの手を止めさせ耳をかたむけさせるその時間だけは、人々は立場や境遇から解き放たれ、空想の世界に入っていけたのです。登場人物に自分を重ね、お話の中で人の傷みを深く知るのです。そうしてまた明日を生きていけますように。
松本大樹プロフィール
埼玉県出身。98年、英国ラバン・センターにてディプロマ取得後、同研究所所属Transitions Dance Co.入団。89年より岡田陽率いる朗読劇グループD.I.L.にて舞台の基礎を学ぶ。05〜14年、10年間限定企画「樹林之舞」をアンディ・ウォン(香港)と実施。10年文化庁在外研修制度の助成を受け、米国リモン・インスティテュートにて研修。東洋大学、非常勤講師。日本工学院講師。セッションハウスでは03年よりクラスを担当している。
玉川みなみプロフィール
日本における表現教育の先駆者である故 岡田陽の元で、5歳から朗読劇を学ぶ。LABAN(ロンドン)にてコンテンポラリーダンスを専攻し、学士号・修士号を取得。帰国後、姉であり振付家の玉川さやかやDance Theatre LUDENS岩淵多喜子のもとでダンサーとして活動する傍ら、朗読劇の活動も継続。「身体」をキーワードに人と人との関係や、自分と社会とのつながりなどをテーマに「身体で考える」プログラムBody Synergyの研究をし、幼児から大人までクラスを提供する。2017年より、metaの作品に出演し、幼少から続けてきた朗読とコンテンポラリーダンスを同時にすることの難しさを感じつつ、自分の長年培ってきたものが一つになる感覚と松本大樹の独特の世界観に魅了されている。
https://www.bodysynergy.online/
玉川さやかプロフィール
幼少期からグループD.I.L.に属し、芸術教育を日本に持ち込んだ岡田陽の元で朗読劇を学ぶ。イギリスLabanで学士、修士を取得。在学中からダンスカンパニーsynapseを立ち上げ、ヨーロッパ、イギリス各地で公演。帰国後はその活動に加え、玉川大学芸術学部、東京家政大学においてダンスをアカデミックに捉えて実践する方法を指導している。2011年よりBody Synergy を主宰。自分の可能性や人と人との繋がりを「身体で考える」方法で、子どもから大人まで様々な年齢を対象にクラスやワークショップを展開。
2017年より松本大樹率いるmetaに出演。子どもの世界観に響くように創りあげられていく松本のユニークなアプローチに強く共感し、新しい表現方法に挑戦している。
https://www.bodysynergy.online/
佐藤 郁プロフィール
和光大学人間発達学科卒業。15歳よりストリートダンスを始める。大学在学中に1年間ニューヨークに留学し、ダンスのジャンルの幅を広げる。2010年より伊藤直子に師事、コンテンポラリーダンスを本格的に始める。2012年から2017年まで、神楽坂セッションハウスレジデンスカンパニー”マドモアゼル・シネマ”に所属。2014年より、同大学卒のダンサー、映像作家と共に、ダンス・言葉・映像を用いたAudiovisual Performance Project デルトーカを立ち上げる。
三橋俊平プロフィール
玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。
大学在学中に身体表現に興味を持ち、卒業後ソロ作品や自身のプロジェクト「大人少年」での創作のほか、様々な振付家の作品へのダンサーとして参加、近年は俳優との共同創作による演劇作品への参加など活動は多岐にわたる。動物的な感覚や反射、リリーステクニックを基にした有機的であり硬質な緩急のある動きとコンタクトワークをベースに身体表現を探求中。http://www.otona-shonen.com/
横山真依プロフィール
長野県松本市出身。6歳よりクラシックバレエを始める。
劇団四季研究所を経て、劇団四季オペラ座の怪人出演。龍美帆、小?健太、安藤洋子などの作品に出演。現在、ZOU-NO-HANA-BALLET-PROJECTに参加。
〜鯨井巖「一学徒兵の北部沖縄戦回想録」〜
身体の細胞には記憶が刻まれている。
それは遠い昔話ではなく、幾世の身体をまたぎ、いまも生きている現在形の歴史だ。
1945年、二十二歳で北部沖縄戦を体験した祖父、鯨井巖の回想録を辿っていくうちに、
私の血のなかを流れる何かが、語りかけてくるのを感じた。
この血のなかをへめぐっている細胞記憶。
その細胞を震わす声を、まだ決着のついていない
私たちの宿命に向けて、
踊ろう。
鯨井謙太郎プロフィール
鯨井謙太郎|Kentaro KUJIRAI
オイリュトミスト・ダンサー
笠井叡に師事。天使館の国内外の舞台公演に多数出演。2010年より定方まことと共にユニット「CORVUS」を主宰。2015年より「KENTARO KUJIRAI コンペイトウ」を始動し、身体性の変容をテーマにジャンルを越境した作品を発表。近年は詩人、画家、写真家、音楽家、合唱団などさまざまな表現者とのコラボレーションも多く行う。ペルセパッサ・オイリュトミー団メンバー。第50回舞踊批評家協会賞新人賞受賞。
http://kujiraikentaro.com
※郎は正しくは良邑 を組み合わせた漢字 技術的な問題により表示されないため異体字の郎を使用
野口泉プロフィール
野口泉|Izumi NOGUCHI
オイリュトミスト
武蔵野美術大学映像学科卒。2002年より笠井叡に師事。オイリュトミーシューレ天使館第三期及び舞台活動専門クラスを経て、国内外の様々な公演に出演。また、シュタイナー農法研究会(「種まきカレンダーを読み解く」2014 山梨・東京)、クラウドファンディングによるオイリュトミー公演「おしごとは呼吸すること」(2017)、ワークショップなどを行う。2016年より「こどもの園 クレーシュすみれ」にて幼児教育に携わっている。
http://noguchiizumi.com http://koomori.club
定方まことプロフィール
定方まこと|Makoto SADAKATA
オイリュトミスト・ダンサー
1978年札幌で生まれ新潟で育つ。1996年より笠井叡に師事。オイリュトミーシューレ天使館第二期修了後、AkiraKasai Company、ペルセパッサ オイリュトミー団等において数多くの舞台公演に出演。2010年鯨井謙太?とCORVUS結成。舞台公演を軸に、ワークショップやスタジオパフォーマンスなど多方面で活動。2015年
自身のソロ企画「名曲オイリュトミーvol.1?7」。2018年より「オイリュトミーとピアノの会」を東京と仙台で開催している。
堅田優衣プロフィール
堅田優衣|Yui KATADA
桐朋学園大学音楽学部作曲理論学科、同研究科修了。フィンランド・シベリウスアカデミー合唱指揮科修士課程修了。身体と空間を行き交う「呼吸」に着目し、自然な呼吸から生まれるサウンドを的確にとらえ、立体的に構築することを得意としている。Noema Noesis・女声合唱団pneuma芸術監督、NEC弦楽アンサンブル常任指揮者、合唱指揮ワークショップAURA主催。また作曲家としても、カワイ出版、フィンランドスラソル社などから作品を出版している。
ノエマ ノエシス アンサンブル プロフィール
Noema Noesis ensemble|ノエマ ノエシス アンサンブル
関根歩 佐々木彩花 干田美鈴 千葉麻莉子 吉村正恵
豊岡祥 椎名淳史 橋本光 矢野浩平 菊地亮
2014年第3回JCAユースクワイア(全日本合唱連盟主催)において、副指揮者を務めた堅田優衣の呼びかけにより結成されたNoema Noesisメンバーで構成される。新たな合唱の可能性を開拓すべく、短期間で高度な音楽を作り上げるスタイルで活動する。実験的な試みに加え、そこにメッセージ性のある、もう一度聞きたい音楽を目指す。 http://nn2014.wixsite.com/noemanoesis
宣伝映像:須川萌
助成:芸術文化振興基金芸術文化振興基金
主催:セッションハウス企画室