ダンスブリッジ2023 −明日に架ける橋− 記憶と架けあう橋

ダンスブリッジ2023 −明日に架ける橋−

神楽坂セッションハウスは、コンテンポラリーダンスに特化した小劇場です。
レジデンスカンパニー「マドモアゼル・シネマ」は今年30周年を迎えました。東京のコンテンポラリーダンスをけん引してきた劇場に所属するマドモアゼル・シネマは、国内外に「旅するダンス」としてダンスを届けてきました。
30周年記念公演の一環として、培ってきた関係性と絆を土台に、現在の閉塞や分断からの回復のための4つの試み「明日に架ける橋」を実施します。

 

記憶と架けあう橋
マドモアゼル・シネマ

近藤良平×マドモアゼル・シネマ「記憶の住人」
セッションハウスを拠点として、毎年公演活動を継続してきた近藤良平とマドモアゼル・シネマ。重なる記憶を共有しながら、それぞれのレパートリーを届け、そして共に新作に向かいます。
『小さな恋のメロディ』
近藤良平×野和田恵里花の『小さな恋のメロディ』!コンテンポラリー創成期、その活動の新しさと自由な動きで当時の若手ダンサーの憧れだった野和田恵里花と、コンドルズを設立、その自由な作風でダンス旋風を巻き起こした近藤良平。デュオとして初演。観客のココロをわしづかみにして全国を踊り歩いた「伝説のデュオ」を、近藤良平が大学生ダンサー八坂采音と今に蘇らせる挑戦は、自身への挑戦でもあり、次代へのプレゼントでもあります。
 振付:近藤良平   出演:近藤良平、八坂采音

 

『海を渡る』(女は旅であるより)
大正昭和の時代に「写真花嫁」として海を渡った女性たちがいます。”夫の呼び寄せによる”というパスポートを手に見知らぬ国に旅立った一人に、私伊藤直子の祖母がいます。その勇気の中には、
きっと異国へのあこがれがあり、夢を持ってサンフランシスコの港についただろうと、100年後の今、その時を体験します。残された写真を記憶のトランクに詰めて、語らなかった言葉を探すダンスの旅です。
振付:伊藤直子   出演:マドモアゼル・シネマ

 

『彼の地にはあこがれと夢がある』
そして、30年女性の記憶を題材に旅するダンスを続けるマドモアゼル・シネマと共に、世界の分断を繋ぎ未来を拓く新作『彼の地にはあこがれと夢がある』を創り踊ります。異性である違いをあこがれに、それは異国に対するあこがれと似ていて、夢のようなものです。長年共に切磋琢磨してきたレジデンス活動。共同作業で明日に橋を架けていきます。
振付:近藤良平   出演:マドモアゼル・シネマ

 

日時:2023年12月23日(土)19時 12月24日(日)14時/18時
会場:神楽坂セッションハウス
料金:一般3,500円 学生3,000円 子供2,000円 当日4,000円 4回券12,000円

 

照明:石関美穂 音響:上田道崇 舞台監督:鍋島峻介 
美術:くに若尾 衣裳:原田松野
配信映像:原綾香、川崎陽恵 記録写真:伊藤孝 宣伝映像:秋本麻友子
制作:伊藤孝、鍋島峻介、鈴木加奈子

 

ダンスブリッジ2023 第一弾

「七つの大罪」
マドモアゼル・シネママドモアゼル・シネマ
「いい子 わるい子 子守唄」
マドモアゼル・シネママドモアゼル・シネマ
ダンスブリッジ2023 第二弾
「生写朝顔話」
マドモアゼル・シネママドモアゼル・シネママドモアゼル・シネマ

マドモアゼル・シネマ30年「旅するダンス」外への旅の軌跡

 

1993年 設立旗揚げ公演開催『ノスタルジア』
1997年 コンドルズとの合同公演
1999年 初の海外公演 フランス/パリ2劇場『いまここにぼくはいる』
2000年 ドイツ巡回公演 フランクフルト、マールブルク、ダルムシュタット『Tokyo Train』
2001年 ネクストダンス・フェスティバル参加『2月のマーチ』
2002年 ヨーロッパ巡回公演 フランス・パリ、ブルガリア・ソフィア、ドイツ・ブッパタール『Tokyo Train-Stopover』
2004年 ネパール前夜『赤い花白い花』(ネパール公演はネパール政変のため中止)
2004年 ブルガリア巡回公演 ソフィア、カザンラク『赤い花白い花』
2005年 国内巡回公演 鹿児島、福岡『東京タンゴ』ゲストジャン・サスポータス(ピナ・バウシュ舞踊団)
2006年 二国間交流シアター・クリッパ(イスラエル)との合同巡回公演東京/福岡 『オルフェウス』『ワーズアパート』
2007年 国内巡回公演 山口/東京/長野『不思議な場所』文化庁芸術祭新人賞受賞
2008年 シビウ国際芸術祭参加ルーマニア・シビウ『不思議な場所』最優秀観客賞受賞
2009年 日本・ドナウ年2009参加 オーストリア、ブルガリア巡回公演 ウイーン、ソフィア『不思議な場所』
2010年 鳥の演劇祭参加 鳥取『赤い花白い花』  国内巡回公演 東京/福岡『不思議な場所』
2011年 ポーランド・ポルトガル巡回公演 グリフィノ、リスボン(2劇場)『不思議な場所』
2012年 国内巡回公演 岩国/福岡/東京『東京タンゴ』
2013年 アビニョン国際演劇祭参加 フランス・アビニョン『赤い花白い花』 
2014年 韓国グァンジンサマーフェス参加『赤い花白い花』
2015年 d倉庫「ダンスが見たい」参加『春の祭典』
2016年 シンガポールT.H.E.SECOND COMPANY×マドモアゼル・シネマ合同公演
2016年 札幌プロジェクト公演
2017年 榎本移民120年記念メキシコ公演 パツクワロ/レオン『不思議な場所』
2017年 エチオピア・ADEYフェスティバル参加『赤い花・白い花』
2017年 国際都市新宿・踊りの祭典2017参加『女は旅である』
2018年 マドモアゼル・シネマ25周年記念公演『人生劇場』「そらの街から」「女編」
2018年 和歌山県串本町「森のちから」プロジェクト参加
2019年 BOILING MIND1.0  慶應義塾大学メディアデザイン研究科コラボレーション
2020年 BOILING MIND2.0 『彼女の椅子』
2020年 新宿文化芸術支援事業映像作品『追憶のダンス』
2022年 家族の今昔物語プロジェクト 『女は旅である』東京
     『女の旅と神話のはじまり』
     坪内一家×マドモアゼル・シネマ 和歌山串本
マドモアゼル・シネマ

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