「トーキョーミコシ」プロジェクト-神楽坂セッションハウス

トーキョーミコシ

<トーキョーミコシ>とは

最終15体が一つの大きな衣装として完成し、私たちが住む街東京を<トーキョー>としてキャラクタライズし、私たちの今の感性や感覚をそのキャラクターに乗せ、<トーキョーミコシ>として体現するプロジェクトです。
<トーキョーミコシ>は、その形状を見せることが最終目標ではなく、私たちがそれぞれに思う東京や私たちの日常を、これまでとは異なるプレゼンテーションで、観客にダンスを届ける一つの環境づくりとして存在します。
私たちそれぞれが思う東京や私たちの日常をダンスとして表現しますが、個々の公演やプロジェクトとは異なり、他のアーティストとのつながりや観客とのつながりを重視しながらも、それぞれのキャラクターを色濃く演出できればと考えています。
今回はダンサーのみならず、音楽家がライブで演奏し、音とダンスが一体化することも従来よりもさらにわかりやすい形で可視化し観客の興味や関心を増大させ、コンテンポラリーダンスに対する一層の理解に繋げていきたいと考えています。
演じている側も、観る側も、<トーキョー>というとても身近なモチーフを介することで、その場の一体感はもちろん、感性、感覚、美意識、価値観の共有につながっていくと確信しています。

 

「トーキョーミコシ」プロジェクト

トーキョーミコシ01

トーキョーミコシ02

【企画意図】

神楽坂セッションハウスでは、ダンスの御輿を担ぎ上げる一日限りの祭りを創ります。セッションハウスを活動の場とするダンサーたちが一堂に会し、巨大衣装を踊る環境に、個々の特質に合わせて作られた衣装を身に纏い、それぞれが東京の絶景スポットと化します。 東京の街も人もパンデミックを経験、世界を巻き込む混沌の中、私たちはダンスがもたらす新しい価値観を発見し観客と共時する必要を感じます。ダンスのためのダンスではなく、人々と感情の交流が生ま
れるダンスをどう創造できるか!今回は衣装を舞台環境=美術として置き、新しい価値観を発見したいと「トーキョーミコシ」プロジェクトを実施します。

 

この企画は今年2月に始動。ここまで3回のプレイベントを実施しながら、演者と観客の交流の場を拡げてきました。01では、ランウェイ方式の画期的なファッションショー。02は、櫛田祥光振付でピアノの即興演奏とのコラボレーション。03は伊藤直子振付で衣装を環境にするこの企画の意図を具現化。ライブ中の観客に飲み物や撮影を許可やギャラリーを利用した衣装の展示や試着など、コミュニケーションのありかたを模索してきました。

 

そして迎える7月28日、作品性やコンセプトからダンスを開放し、ダンサーたちが”いまここ”を共時。個々の身体に根差した固有のダンスでそこに集う人々と新しい共有感覚を探索していきます。 ダンサーたちがダンスの御輿を担ぎ、観客と共に”いまここ”にある喜びを共有するために。

トーキョーミコシ03

【企画概要】

『トーキョーミコシ』
東京をテーマにした1枚ずつが手縫いで作られた衣装。昨年よりコツコツと縫いためてきた衣装が一気にお目見えします!それぞれの着用する赤い衣装は手縫いの熱量に充ち、ダンサーひとり一人が東京の絶景スポットとしてエネルギーを発します。点と線、面が絡み合って増幅した巨大衣裳は、人との繋がりを求めているのか、拘束感/閉塞感の象徴なのか、蜘蛛の巣の様に増殖していく東京の街なのか!東京に住む人々の喜怒哀楽が、即興の音楽と共に視覚化され、探し求める未来に向かいます。

 

(2日間4公演でご案内していましたが、都合により28日のみの1日2回公演に変更となりました。お詫びいたします。)

出演者情報

出演: 近藤良平、松本大樹、笠井瑞丈、上村なおか、井田亜彩実、黒須育海、小暮香帆、香取直登、三輪亜希子
シュンカン現在(奈須一葉・櫛田祥光)、マドモアゼル・シネマ(竹之下たまみ・蓮子奈津美・中島詩織・秋元麻友子・佐藤郁・浅川奏瑛・白倉絵蓮)
映像出演: 尾本安代・広崎うらん
音楽: 笠松奏洋、code-M

 

公演日時

2024年
7月28日(日)14:00/18:00

 

※開場は開演の30分前

 

チケット料金(税込)

劇場観覧 一般 3,500円 学生 2,000円 応援チケット 5,000円 支援チケット 10,000円から

 

2024年6月2日 発売

 

ご予約方法

劇場観覧のご予約は両回共に定員となりました。

 

8月4日(日)20:00 まで販売 8月4日(日)23:59まで視聴可能です。

 

 

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】 アーツカウンシル東京
主催:一般社団法人セッションハウス企画室
共催/hitoha.nasufilm(衣装制作、広報写真、広報映像、広報)、シュンカン現在(監修・演出・振付・ダンス、広報)、マドモアゼル・シネマ(監修・演出・ダンス・広報) 笠井瑞丈×上村なおか(演出・ダンス・広報) シンローグ社(作曲・演奏・広報)、codeM(演奏・広報)
協力/潟Zッションハウス(制作委託・稽古場提供・広報)

 

ここがヘンだよ!<トーキョー> by hitoha.nasu

・今日はなんの祭り?ってくらいめっちゃ混んでる交差点。でも、なんとなくその中での規則や秩序もあって、向こうから歩いてくる人にあんまりぶつからずに済む。

・全員、人見知りなんですか?ってくらいパーソナルスペースは広め。でもなぜかいろんな人が集まってわいわいし始めるととんでもないコミュ力の高さを発揮する。

・ああー!もう地元帰りたいわー!ってなることも多い。けど、実際地元に帰ると、やっぱ、東京だよねーなんていつの間にか東京が地元になっちゃう人、結構いる。

・なんか、向こうからメッッチャやばいファッションの人歩いてくるわ〜って、ビビっちゃうこと多し。でも、いつの間にか、なんかオシャレに見えてきて、そのうちそれが流行って、世界に羽ばたいちゃうミラクル。

・全国から、世界から、いろんな人が集まってきていつも電車混んでる。でも、押し合うこともなく、横入りする人いたらめっちゃ白い目で見られてる。もちろん優先席に座るのはだいぶ背徳感アリ。


混沌/混乱!だけど秩序!入り乱れて、揉まれて!しかし、創造的!!

 

 

それぞれのヘンテコ<トーキョー>
みんなのヘンテコ<トーキョー>

そんな「ここがヘンだよ」がいっぱい詰まった<トーキョー>はなんでこんなに創造的なんだろう?
きっと、本質的な創造は、どこかヤンチャで、でもちょっとビビリで
それでも目立ちたくて、それでいてセンチメンタルな…
そんな中で生み出されていくものなんじゃないかな…
このプロジェクトでは、そんな日常の試行錯誤を、ダンス、音楽、衣装、美術を介して深掘りし、観客と共有しながら楽しむことを大切にします。

 

Hitoha.nasuって誰?で、何つくるの?

<トーキョーミコシ>で発表されるすべての衣装美術はhitoha.nasuが制作します。また、発表される写真、映像等、ダンス/音楽以外のすべてのコンテンツをhitoha.nasuが制作します。
<トーキョーミコシ>は計15体からなる大きな衣装ですが、これ自体は一つの美術としての存在で参加アーティストの方それぞれに、hitoha.nasuがそのアーティストの方からインスピレーションをうけ、イメージを膨らませた衣装を制作します。
最終的にそれぞれのダンス作品の中で、<トーキョーミコシ>を着用して立ち上がらせるのもよし、あえて衣装として見せないのもよし、自由に遊び、自由にクリエーションに取り込んでもらえる環境を全力で用意します。
プロモーションの際に撮影する写真も、単純にポートレート撮影に収まらず、かと言って衣装を引き立たせたいわけでもないので、それぞれのアーティストの方と、その人の世界観、イメージを活かした、内面の魅力を最大に引き出した撮影を行います。
そしてその写真はプロモーション時だけでなく2024年7月開催時にも、観客とアーティストを繋げる橋渡し役として発表します。
今私たちそれぞれが感じていることやものを、さまざまな角度から観客に伝えていくこと。
そして、私たちの今を、アーティストも観客も共有し合える場をつくること。
それが<This is not Fashion, but Brand New Style>です
※以下ののページに今までダンサーの方、ミュージシャンの方と共同制作した作品を掲載しますのでぜひご覧ください
トーキョーミコシ
トーキョーミコシ

 

これまでの公演

「トーキョーミコシ」プロジェクト
VIVA!lation@ <よろこびのうた>

セッションハウス,スタジオ,アート,ギャラリー,ダンス,レッスン,教室,コンテンポラリーダンス,バレエ,21フェス,マドモアゼル・シネマ,ワークショップ,ダンスクラス,伊藤直子,近藤良平,東京,神楽坂,劇場,小劇場

セッションハウス,スタジオ,アート,ギャラリー,ダンス,レッスン,教室,コンテンポラリーダンス,バレエ,21フェス,マドモアゼル・シネマ,ワークショップ,ダンスクラス,伊藤直子,近藤良平,東京,神楽坂,劇場,小劇場

公演日時

2024年
2月24日(土)15:00
※開場は開演の30分前

 

出演者情報

監修:伊藤 直子
クリエイティブディレクター:シュンカン現在(櫛田 祥光/奈須 一葉)

 

<出演者>
マドモアゼルシネマ
竹之下 たまみ/蓮子 奈津美/ 中島 詩織/ 秋元 麻友子/佐藤 郁

 

シュンカン現在
櫛田 祥光/奈須 一葉

 

チケット料金(税込)

劇場観覧 前売・当日 2,500円

 

「トーキョーミコシ」プロジェクト
VIVA!lationA <望郷>

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【企画意図】

私たちが住む東京の街もパンデミックの爪痕が残り、小劇場もいまだ人々が完全に戻ってきた実感が持てません。社会の回復が求められる現在、新しい価値観の創造に向けて、見る人に制作過程を発表提案しながら、7月、20人のダンサーによる衣装を環境とする表現に挑戦します。ダンスを仲立ちとした、新たな交流や関係性を生み出すことを目的に、賛同するアーティストが集結します。「トーキョーミコシ」!7月開催の本公演では、15着の服が連なる巨大衣裳、それぞれのダンサーの特質を、”絶景スポット”と名付ける衣装をダンサーたちが纏い、新しい発想の芸術体験を提供、そこから生まれる時間を共有します。そこに向けて、衣装や、ダンスの制作過程を見せていくプレイベントを01〜03まで開催します。前回の01では、クラブミュージックが鳴り響く中、画期的なファッションショーを展開。連結した衣装をミコシ、獅子舞とした”エネルギー”へと発展させました。

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【企画概要】

パフォーマンスディレクション、02は櫛田祥光。『望郷』をテーマに「ダンスパフォーマンス」「ピアノ演奏」「観客との交流時間」が地下のパフォーマンス会場、2階のギャラリースペースと場所を変えながら、観る、体験する、遊ぶ場を創ります。ダンスだけではなく、ファッション、写真、音楽などの好きな人々が集まり、公演を観る体験を共有。地方からの人々が集まり生活の場とする、東京ならではの共同体体験を生み出します。衣装はすべて手縫い。誰もが纏える和の要素や、東京ならではの突出した感性に充ちた独特のデザインは、デザイナー、フォトグラファー、と多彩な才能で活動を展開する奈須一葉によるものです。8歳からアメリカで成長し、成人して日本でスタイリストとして活動後、ロンドンに渡りVivienneWestwood(UK)に師事、パリファッションウイーク、ロンドンファッションウイークにて経験を積み、帰国後は写真や映像のクリエイティブディレクターとして活躍しています。

 

憧れのあのダンサー/アーティストが着用した衣装を試着し、写真撮影も可能!

ショー終了後、2F ギャラリースペース(Session Hlouse Garden)にて、衣装展示および営会もございます。

みなさま、ぜひ奮ってご参加ください。

 

公演日時

2024年
4月20日(土)15:00

 

※開場は開演の30分前

出演者情報

出演:シュンカン現在(櫛田祥光・奈須一葉)、
   マドモアゼル・シネマ(竹之下たまみ・蓮子奈津美・中島詩織・秋元麻友子・佐藤郁)
監修:伊藤直子
音楽:MAKI code-M

 

チケット料金(税込)

劇場観覧 前売・当日 2,500円

 

「トーキョーミコシ」プロジェクト
VIVA!lationB <証明としての存在>

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【企画意図】

パンデミックは東京の街にも閉塞や分断をもたらし、私たちは今大きな変化の中にいます。世界を巻き込む混沌の中で、私たちはダンスがもたらす新しい価値観を発見し、観客と共時する必要を感じます。ダンスのためのダンスではなく、人々と感情の交流が生まれるダンスをどうしたら創造できるか。今回、衣装を舞台環境=美術として置き、共有することでそのための発見があるのではないかと「トーキョーミコシ」プロジェクトを立ち上げました。
01は、観客が自由に撮影する環境と、ランウェイ方式の画期的なファッションショーと、6体がつながった衣装を祭りの御輿、獅子舞に変容させた『よろこびのうた』を提示。
02は、櫛田祥光振付でピアノの即興とのコラボレーションと、線の表現として新たに制作した衣装を発表。観客は撮影OKとした中で『望郷』をテーマに作品を提示。

 

03は、舞台環境としての衣装表現の可能性を模索し、生まれる物語を創出、視覚化します。
7月28日!いよいよ本番を迎える「トーキョーミコシ」で、20人のダンサー(2名は映像出演)が集まり、それぞれにデザインされた衣装と15体が繋がる巨大衣装を舞台環境として踊ります。20人のダンサーが舞台環境をどの様に共有するか、03では作品『証明としての存在』を通してそのためのシステムを探求すること、美術としての衣装の見せ方の発見を目的とします。

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【企画概要】

「VIVA!lation vol.03」「証明としての存在」
03の監修、振付は伊藤直子が受け持ち、与えられた数々の赤い衣装、与えられたタイトル『証明としての存在』を環境として創作を試み、共有するシステムを創出します。01、02からの発展として、与えられた環境を作品の一つの要素として考え、取り組みます。自作マドモアゼル・シネマの「東京物語」を土台にリメイク。音楽は東京にちなんだ歌謡曲や、ゴジラなどを使用。「証明としての存在」の提示としてバースデイソングを使用するなど、共有できる音楽や時代性を観客に提示し、理解を促しながら作品を構築します。赤い衣装も環境から必然に変わるシーンとして創り、7月公演に向かってダンサー20人が共存するための環境を模索します。

公演日時

2024年
6月2日(日)15:00

 

※開場は開演の30分前

出演者情報

衣装:奈須一葉
出演:マドモアゼル・シネマ(竹之下たまみ、蓮子奈津美、中島詩織、秋元麻友子、佐藤郁、浅川奏瑛、白倉絵蓮)、シュンカン現在(櫛田祥光、奈須一葉)
監修:伊藤直子
クリエイティブディレクター:シュンカン現在

 

チケット料金(税込)

劇場観覧 前売・当日 2,500円

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