松本大樹-アニュアルレポート2018

セッションハウス アニュアルレポート2018 松本大樹

松本大樹版「大人もいっしょに子供劇場」
その結果をどのように受け止めるか

松本大樹ダンスブリッジ公演

 ダンスと朗読劇とかけ合わせた『CHILDBOOK 子どものための本 を開こう』プロジェクトは、観客が構えすぎずにいつの間にかコン テンポラリーダンスを楽しみ、体験してもらえるようになってほしいという想いから企画しました。

 

コンテンポラリーダンスは抽象的な、ストーリーも意味性も持た ないものも多く、観る観客側の感性と経験値に大いにゆだねながら パフォーマンスされ、まだまだ日本では意味がわからない、暗い、自己陶酔と思われ敬遠されがちです。

 

それならばなんの枠も未だ持 ち合わせていないにもかかわらず玄人並に目が厳しい「子ども」に 向けて全力で作り、浸透させてみるようにしてはどうかという思いに至りました。そしてそれは何より自分がこれまで育んできた作り方へのこだわりを捨て去る覚悟を求められるものでした。

 

 実際にやってみて、これまでダンス公演では集まらなかったお父さんや子ども、祖父母、教育にたずさわる人などが興味を示して足を運んでくれ、「原作の本を買いました」「泣かない主人が隣で泣きながら見入っていました」「多動ぎみの子どもがじっと見入っていま した」などの今までもらった事のない反響を沢山もらいました。

 

ただ、ダンスと朗読をかけあわせることが目的ではないので、本来の企みであるコンテンポラリーダンスへの興味を抱いてもらえたかに関しては、今後さらに振付の上でダンスの質を上げ、朗読との融合のさ せ方を研究していきたいと改めて思っています。

 

松本大樹

 

セッションハウスアニュアルレポート2018より抜粋

 

写真は2018年9月23日、24日上演
東京発ダンスブリッジ・インターナショナル2018
松本大樹版「大人もいっしょに子供劇場」「人はなんでいきるか」

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