ダンス花2024 U25 U35公演での監修者からの評価

ダンス花2025 出演者発表

若手ダンサー支援プロジェクト「ダンス花」2025 出演者発表致します!
U25,U35に分かれて2日間開催したシアター21フェスにて、選出の14組が自作を発表。14作品それぞれが固有の美しさに輝いていました。本番、ズーム感想会と、演者と監修者は時間をともにし、観客アンケートの分析や感想を共有、認識を深めあいました。
それを踏まえ、作品の優劣ではなく育成を目的とするこの企画の趣旨に沿った選択基準により5組を選出しました。

 

U25 シアター21フェスから

田代さつき

田代さつき
『Three Beings』
振付・出演 : 田代さつき・野沢心南

八坂釆音

八坂釆音
『まり花』
振付・出演 : 八坂釆音

U35 シアター21フェスから

井上渚鴨頭菜子

井上渚・鴨頭菜子
『楽園地帯』
振付・出演 : 井上渚・鴨頭菜子

平田鱈

平田鱈
『はなし』
振付・出演 : 平田鱈

堀川千夏

堀川千夏・大森弥子
『Somebody Anybody I』
振付・出演 : 堀川千夏・大森弥子

 

 

「若手ダンサー支援プロジェクト」選出の基準

石渕聡
動きに関して:まず、既視感のある場合は、圧倒的な技術が必要。そうではないオリジナルな自分だけの動きをする場合は、発想や感性の豊かさがそこに見て取れるような、何かしらの強さを求める。

 

時間的構成に関して:冒頭でどれだけ客を惹きつけられたか。中間部は客を飽きさせない展開力、さらに説得力のあるラストなど、10分の中の作品時間の進行がどのように企図されて組まれているか。

 

空間的構成に関して:照明を含めたアクティングエリアが、いかに立体的に組まれているか。ダンサーの動きによって作り出される舞踊空間がどれだけ変化や多様性に富んでいるか。

 

自己の魅せ方:どれだけ自己演出ができているか。自分の魅力を把握し、客に対して的確にそれを提示できているか。

 

作品性について:アートを口実あるいは、隠れ蓑として自己閉塞的、自己満足的なものになってはいないか。初心者が比較的作品化しやすい、暗いテーマ、自分探しなどの題材に安易に流れてはいないか。

 

 

※望月崇博「観客アンケート分析」、オードリー・モレル「選出作品の講評」は後日HPで発表致します。

 

一般社団法人セッションハウス企画室 代表 伊藤孝、スタッフ一同

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