尾本安代『セッションハウスとの35年!!』

セッションハウスとの35年!!

1991年の創設以来バレエ・クラスを担ってきた尾本安代は、時には踊り手となって八面六臂の活躍をしてきました。その35年間に寄せた想いを語ってくれました。

 

尾本安代

 

セッションハウスに初めて行ったのは床の工事をしている時でした。所属していた谷桃子バレエ団の先輩からの紹介を受けて伊藤ご夫妻に会いに神楽坂へ。お二人はこの地下スタジオでいろいろなダンスパフォーマンスとクラスを展開させたいと熱く語られて、私もお話しをうかがいながらワクワクしていました。

 

オープンと同時に私はクラシックバレエの中・上級クラスを担当することになりました。そして毎週末には名前の通り様々なアートのセッションの場として刺激的な公演が繰り広げられました。

 

2周年記念の1993年7月、私も初めてのソロダンスに挑戦する機会を頂きました。ジャズピアニストの板橋文夫さんとのセッション。短い打合せのみで伊藤直子先生からアドバイスをいただきながら準備しましたが、インプロヴィゼーションで踊ったことがなかったので緊張感と不思議な高揚感でいっぱいの時間でした。

 

私にとってこの初めての実験的なダンスパフォーマンスはその後のバレエダンサーとしての視野を広げ活動の幅を広げてくれる貴重な体験となりました。

 

それからも直子先生の演出、振付けで「蜿々たり」と題したソロやマドモアゼル・シネマとの共演「あいたくて、あいたくて」そして2000年にはトランペット沖 至さん、ピアニスト沢田菜津美さんとの「Tokyo漂着」など毎回ドキドキ、ワクワクのセッションでした。

 

またオープンして1年過ぎた頃に子供のバレエクラスもやってみないかと提案を受けて週に1回指導を始めました。子供達は普段のレッスン成果を小劇場になった空間で保護者や友人達に披露する素敵な体験を重ね成長して行きました。社会人になった生徒達の中からはダンスやバレエに関係する仕事を選んで活躍している人、頼もしい母親になった人、そしてバレエ教師となり現在「子供バレエクラス」の指導をしてくれている人もいます。

 

多くの経験と学びを与え続けてくれたセッションハウスには深い感謝の気持ちでいっぱいです。

 

セッションハウスはこれからもさらに様々な人達と出会い刺激を与え続けてくれる場所となるでしょう。

 

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